最近無線のヘッドセットの調子がすこぶる悪くなって、電波が届かなくなったりしてきたので有線のヘッドセットを探して、実際に何個か買ってみる事にしました。
そこで今回はRazerから出ている「Razer Kraken」を実際に使ってみたので使い心地や気になる点などをレビューしていきます。
もくじ
概要とスペック
今回レビューしていくのは、冒頭でもお伝えしたとおりRazerの「Razer Kraken」になります。
この商品とは別に「Razer Kraken Ultimate 7.1」と言う上位互換がありますがUSBタイプとなっているのでASTRO MIX AMPなどを噛ませて使う場合はUSBタイプは使えないので要注意です。
Razer Kraken本体(アナログ接続) | |
カラー | 黒/グリーン/ピンク/ホワイト |
接続 | 有線 |
オーディオ | ステレオ / 7.1ch(PCのみ) |
タイプ | 楕円形イヤークッション(冷却ジェル採用) |
重さ | 322g |
ドライバー | 50mm(ネオジム磁性体使用) |
周波数特性 | 12 Hz ~ 28 kHz |
インピーダンス | 32 Ω @ 1 kHz |
感度 | 109 dB |
イヤーカップの内径 | 54 mm x 65 mm |
マイク | 格納式一指向性マイク |
極性 | 単一指向性 ECM ブームマイク |
周波数特性 | 100 Hz ~ 10 kHz |
入力電力 | 30 mW (最大) |
ライティング | なし |
接続端子 | 3.5 mm オーディオ+マイク混合ジャック(4極ステレオミニ) |
オーディオコントロール | あり |
対応コンソール | PC / PS4 / PS5 / switch |
ケーブルの長さ | 1.3m |
以上が大体のスペックになります。
筆者はASTRO MIX AMPを使っているので3.5mmジャックタイプを好んで使っています。
同梱物
Razerらしい緑色の外装に包まれています。
今回筆者はRazerKrakenのBLACKを購入しているのでヘッドセットは黒色になっています。
このシリーズは現在Amazonで4種類の色から選べるので色で選ぶのもおすすめですね。
箱を開けると写真の様に収納されていました。
このまま飾っておきたいくらいきれいに収納されていて見た目はグッドですね。
内容物は上記の写真の通りです。
一部補足するとPCで使うサラウンドシステム・ソフトウェアのアンロックキーが入っているので無くさないようにしましょう。
RazerKrakenは4極複合ミニジャックなので付属で付いているマイクと音を分ける変換コネクターも付いているので非常にありがたいポイントですね。
性能とビルドクオリティ
ネオジム磁性体使用の50mmドライバ
RazerKrakenの最大と言っても過言じゃない注目ポイントはカスタムチューンされネオジム磁性体使用の50mmのドライバーシステムにあります。
この50mmドライバーシステムが低音領域をめちゃくちゃカバーしてくれるので低音の音(例えばFPSなどで言えば足音など)を正確にいち早く得ることができます。
冷却ジェル注入型クッション
あまり聞き慣れない冷却ジェル注入型クッションですが、耳を包み込む部分にジェル型クッションが内蔵されているので耳に密着している部分の熱を吸収して放熱してくれる役割があります。
実際筆者も愛用していますが結構違いますね、最初につけた時少しだけ「ひやっ」とします。つけていればなれてしまいますが、無いのとあるのとでは違ってくると思います。
※ただし劇的に「長時間冷たいぜ!」ってわけじゃないのであくまでもおまけ程度と認識しておきましょう。
格納式一指向性マイク
この収納式一指向性マイクが筆者的に一番気に入っているポイントでもあります。
普段使わない場合例えばyoutubeで動画など見たり聞いたりする時は収納して普通のヘッドホンとして普段遣いできます。
もちろん使う時は下の写真の通りに伸ばしてマイクとして使用することも出来るので鬱陶しい感じが全くしません。
引き出し時の写真になります、マイクアーム部分はある程度好きな位置へ曲げる事ができ、音質もそこそこいいです、ストリーマー向けのマイクと比べたら軟弱なのはご愛嬌です。
収納する時はマイクをそのままイヤーカップの方向へ押し込むとストレス無くすんなり引っ込んでくれます。
なんで筆者が収納式が好きかと言うと、収納されている時は視界に一切マイクが映らないから好きなのと、脱着式タイプは外してどっか置いとくとマイクが無くなるんですよね・・・。
筆者がひとえにズボラな人なので脱着式メーカーさんには大変申し訳無い気持ちでいっぱいです・・・。
ケーブルと根本のビルドクオリティ
ケーブルは編み込みタイプで結構柔らかい部類のケーブルになっています。
イヤーカップ側の根本はだいぶガッチリ固定されているので引っ張っても引っこ抜けたり、ちぎれたりはしなさそうです。
何度が思っきり意図せず引っ張ってしまった事がありましたがびくともしていませんでした。
ヘッドバンドとボーキサイトアルミフレーム
ヘッドバンドの内側はメッシュタイプのクッションになっていて通気性を高めています。
ヘッドバンドトップは言うなかれRazerのロゴがデカデカと書かれています。
軽量化されたアルミフレームのおかげで軽く丈夫に作られている印象です。
アルミ部分は硬いですがヘッドバンドがよくしなるのでつけ心地は抜群です。
インラインコントロール
コントロール自体は特段これと言ってなにかあるわけではありませんが、マイクのON/OFFはスライド切り替えスイッチとなっていてボリュームコントロールは回転式となっています。
ヘッドアーム(広がり幅)
ヘッドセットを装着する際の頭の大きさ調整ですが、片方メモリ5センチ刻みになっていて左右合わせて10センチの調整が可能です。
ちなみに広がりは約20センチくらいまでは広がります。(実際広げて見ました)
イヤーカップクオリティ
イヤーカップのスポンジ部分は非常に柔らかいですが、皮膚にふれる部分はジェルが入っているので弾力がある質感になっています。
布地はサラサラとつけ心地のいい質感となっています。縫い目も特にほころびもなかったので個体差になってしまうかもしれませんがビルドクオリティ的には問題はなさそうです。
実際に使ってみた感想
つけ心地
つけ心地は毎日数時間使っていても全く苦にならない重さですね。締め付けがキツイなどもありませんし肌への接点の感触も少しひんやりする程度なのでGOODでした。
音質について
多分大部分の方がこの音質について気になってるんじゃないかなぁと思う筆者ですが、音質ですが音楽と映画とゲーム(主にFPS)で実際に使ってみた使用感をお伝えしていきます。
全体的に高音はそこまで強く無いイメージでした、どちらかと言うと中音域から低音が強いイメージです。低音が非常に強いので音楽や映画でも違和感はそこまで無く臨場感はいいと思います。
ゲームに関してですが、低音が強いので足音などは非常によく聞こえますが、ですがコールオブデューティ等の平地や2階程度の建物などなら音の範囲を明確に捉えられますが、APEX等の何回層にもなっている建物等になってくると低音が飽和してしまって上に居るのか下に居るのか良く聞き分けなければわからなくなってしまうイメージがありました。
まとめ
個人的にはバランスの取れた非常に優秀なヘッドセットだと思います。
値段も1万円以下でここまでのビルドクオリティと音質管理、PC版にはなりますがサラウンドも対応し、PS4/PS5/任天堂Switchにも対応しているので様々なコンソールでの多様性もピカイチでした。