PS5が世間では発売されて、手に入れた方々は浮足立ってる最中ですが、筆者の所には一行にPS5が届きません、買えません。ええ別に悔しがってませんよ?ええ、悔しがっていませんとも。
悔しいに決まってるやろ!!
悔しがってたら筆者のPS4のコントローラーのスティックがイカれてしまいました・・・。あれですかね、「PS5にうつつを抜かすな」って嫉妬したんですかね?(違う
戯言はこのくらいにして、実際筆者のコントローラーが押し込んでも反応しなくなったので「今更PS4のコントローラーを新品で買うのはちょっとなぁ・・・」と思ったんですよね。
そこで今回は思い切って自分で修理してみようかと思いたち色々調べて修理してみました。
PS4コントローラーの修理方法の種類
修理には2種類の方法が筆者の中であります。
比較的簡単な方法と難しい方法です。
もちろん難しい方がお金と技術は必要ですが直せる確率はグンッと上がります、なので簡単な方法を試した後ダメ元で難しい方法を試す方が良いと筆者は考えています。
なので下記の修理方法を選んでPS4コントローラーをばらして行きましょう。
では方法を紹介していきます。
無水エタノールと接点復活剤を使って修理
最初に「接点復活剤って何?」って方もいらっしゃると思うので簡単に説明します。
スプレータイプで電子部品の接点(通電部分)についた汚れなどを除去し通電できる状態へ戻します。乾燥させる事によって特殊な膜ができるのでその膜のおかげもあり、通電しやすくなる。
無水エタノールは名前通りエタノール度数が99.5%以上の製品です、消毒用エタノールとの違いは水で薄まってるかどうかの差ですが、機器類に使う場合は水はご法度なので無水エタノールを使って洗浄します。
まぁざっくり言うと無水エタノールで洗ってグリグリ、接点復活剤吹き付けてグリグリ動かして1日放置(乾けば大丈夫です)して乾燥させれば完了って事です。
この接点復活剤(コンタクトスプレー)はあらゆる電子部品に使えるので一本持っていると色々便利な代物になります。
スティック以外にもボタンなどにも使える為、便利です。
スティック自体のパーツ交換を行って修理
次に確実に直る可能性が非常に高い方法ですが、技術が必要で工具も必要となってきます。
正直工具を色々買って修理パーツを購入するとPS4のコントローラー買えます。
ただこの方法をマスターすればあらゆる部分で今後も使えるスキルとなってきます。
例えば今回はPS4のコントローラーの修理ですが、この方法に慣れると任天堂SwitchやXBOX、PS5のコントローラーや、モニターなんかも熟れて来れば修理できるようになるかもしれません。
ジャンク修理と言う新しい趣味に目覚めてしまうかもしれません。(笑
実際筆者は壊れた家電やモニターも直した経験があります。
このスティックはPS4に使われているスティックとほぼ同じ物になり、このパーツをPS4コントローラーの基板に付いている壊れたスティックと交換する事によって直す事ができるようになります。
ただ難易度は高いのでぶっ壊す覚悟でやりましょう。
PS4コントローラーの無水エタノールと接点復活剤を用いた修理手順
では実際にコントローラーを分解してスティック部分まで行きましょう。
PS4のコントローラーを分解する際に非常に役に立つと思うのでおすすめのアイテムです。(無くても大丈夫かもしれませんがあったほうがストレスフリーです。)
スティック部分までばらした後にコンタクトスプレーを噴きますが、出し過ぎにも注意してください、余計な部分に飛び散った場合は綿棒なので拭き取りましょう。
無水エタノールを使って洗浄
既にコントローラーを分解している事を仮定してお話を進めていきます。
最初に無水エタノールで部品の洗浄を行います、無水エタノールを出しやすい容器に移し替えておくと便利です。
上記の矢印部分に無水エタノールをかけてスティックをグリグリして何度か掃除を行ってください。
この部分が抵抗値を使ってスティックの動きを作っている装置になるのでこの部分が摩耗したり、汚れが詰まる事によってスティックが動作不良を起こすことがあります。
無水エタノールは結構かけても大丈夫ですがどうしても垂れるのを前提としますので、下にティッシュなどを引いて作業を行いましょう。
無水エタノールで掃除が終わったらエアダスターで無水エタノールを飛ばしていきます。
放置でもエタノールですので気化していきますが、エアダスターでくまなく飛ばしてあげたほうが無難です。
スティックに接点復活剤を噴く場所
接点復活剤を噴くポイントは上記の写真の場所に適量噴射してください。
噴射と言っても「ブシュー」ではなく「プシュ。プシュ」と何回かに分けて噴いてあげるとちょうど良いと思います。
PS4コントローラの型番によっては写真と同じ基板では無いかもしれませんが、使われているスティック部分は同一の部品なので問題ありません。
ちなみにスティック部分は引っ張り上げると少し硬いかもしれませんが取れます。
指し直せば直りますので心配しなくても大丈夫です。
接点復活剤(コンタクトスプレー)を噴き終わったらスティックを「グリグリ、カチカチ」押し込んだりして噴射液を行き渡らせてください。
あとは1日程度放置して組み上げて作業完了です。
PS4コントローラーのスティック部品交換方法
さて、ここからはPS4コントローラーをぶっ壊す覚悟で挑んでみてください。
ぶっ壊す(直す)前に必要な工具と、あれば便利な工具を紹介していきます。(既にご家庭でお持ちの場合は新たに買う必要は無いので参考にしてください。)
PS4コントローラー分解修理に必要な工具達
正直簡単な修理はこれがあれば事が足ります。今回の修理にほぼ必要な物が揃っているので「とりあえずやってみようかな?」って方にはうってつけの商品です。
値段もそこまで高く無いのでお手頃ですが、高い製品より粗悪なのは目をつぶるべきかもしれません。
次に紹介するのが「ヒートガン」です、この「ヒートガン」は色々な事に使えますが基板についているハンダを溶かして部品を取るために使います。
ただあれば便利な製品なので無くても大丈夫です、興味がある方は参考にしてください。
これは必須です、基板に付いているハンダを溶かして除去した後基板は高熱状態なのでこういったツールで部品を取り外すために使います。
これは買わなくていいです。
あればスーパーウルトラ楽な奴ですが、ジャンク品を日頃買って修理する猛者御用達のアイテムなので「こんなのあるんだなー」程度の認識でいいです。
一応説明するとコンデンサーや今回みたいな部品に足が付いていて、それが基板に刺さってハンダで固定されている部品などをハンダを溶かしながら吸引してくれるって言う超楽ちんアイテムです。
この基板固定器具があれば結構楽に作業ができるのでおすすめの商品です。
PS4コントローラー部品交換方法
さてそれではPS4コントローラーを直していましょう。
PS4のコントローラーは型番で内容の基板が違うので筆者が持っているコントローラーの型番に関してすべて載せておきますので確認をしてみてください。
最初にコントローラーの振動機能に繋がっている赤と黒の線を一度ハンダで取ってしまいましょう。
(取らなくても作業はできますが非常にめんどくさいので取る事をおすすめします。)
次に交換用スティックを交換するために余分なハンダを除去していきましょう。
ハンダ吸い取り線などでハンダを除去していってください。
もし、ハンダが溶けにくかったら「追いハンダ」と言う技法?を使ってみましょう。
溶けにくいハンダに新しくハンダを溶かして入れてあげる事によって、柔らかくなり簡単に除去出来ると思います。
交換用のパーツには向きがあるので確かめてはめて行きましょう。
はめおわったら、再度はめ込んだ部分にハンダ付けをしていきます。
ハンダ付けが終わったら作業は完了となるので無水エタノールなどで付着したハンダのニスをきれいにして、組み立て直して直ったか確かめてみましょう。
まとめ
PS4コントローラーを実際に筆者も直してみた過去があったので記事にしてみました。
実際にやる場合は無水エタノールで洗浄までが手軽で良いと思います。
それ以上に分解してパーツ交換まで行くと敷居は高くなってしまいますが、工作が好きな方は一度やってみるのも手だと思うので試してみてください。
では良いゲームライフを!